世界中で空前のゾンビブームを巻き起こした海外ドラマ『ウォーキング・デッド』。ソンビがはびこる世紀末的な世界で生き残った人間が、壮絶なサバイバルを繰り広げる本作は世界中で大ヒット中だ。
日本でもコアなファンが多いことで知られる作品だけに、『ウォーキング・デッド』にまつわるトリビアで興味深いものを16個ピックアップしてみた。他の人気海外ドラマとちょっとしたクロスオーバーもあったりするので、これを読めば作品を倍楽しめるぞ!!
1. 劇中に “ゾンビ” という言葉は登場しない
ファンならすでにお気づきの人もいると思うが、劇中では一切「ゾンビ」という言葉は使われていない。
クリエイターのロバート・カークマンによると、ソンビではなく “ウォーカー” か “バイター” と呼ばれているのは、今までゾンビ映画やゾンビという概念が存在しなかった世界を描いているからだそうだ。そうすることで、他のゾンビ作品と一線を画したいとの意図がうかがえる。
2. 『ブレイキング・バッド』のブルーメスが登場している!
本作は大人気ドラマ 『ブレイキング・バッド』と時代設定が同じなのでは!? とも噂されている。というのもシーズン2の第2話で、登場人物の一人で昔ドラッグの売人だったメリルが持っていた袋に “ブルーメス” が入っていたからだ。
ブルーメスは、 『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルターが精製する高純度ドラッグ。時代設定が同じであれば、メリルがブルーメスの売人をしていた可能性はあり得る。
3. やっぱりメリルはブルーメスの売人だった!?
そしてシーズン4の第12話で、メリルの弟ダリルが、メリルが売人をしていた頃の話をするシーンに注目して頂きたい。「メリルのディーラーは白人のジャンキーで、“I’m gonna kill you,Bitch!(殺してやるぞ、ビッチ!)” て脅してたんだ」と語るのである。
『ブレイキング・バッド』のウォルターの相棒は、ジャンキーで元ヤクの売人だったジェシー。彼の口グセが「Bitch!」だったことを考えると、どうやらダリルはジェシーの話をしていていて、メリルがジェシーの下っ端として働いていたと思ってよさそうだ。ちょっとした大人気2作品のクロスオーバーと言えるのではないだろうか。
4. ゾンビと人間の比率は5000対1!!
登場人物が次々にゾンビの餌食になっていくだけに、自分のお気に入りキャラが生き残ってくれることを願いつつ、ハラハラしながら見ているファンは多いだろう。だが、ゾンビの数は人間1人につき約5000人との設定なので、生き残りをかけたサバイバルは毎回厳しくなる一方のようだ。
5. ゾンビ役と人間役の俳優は別々に食事を取る
劇中でのテンションをリアルに保つため、ゾンビ役と人間役の俳優は別々に食事を取るように決まっている。だが長い撮影時間に退屈して、人間役の俳優がゾンビメイクの俳優と記念撮影をしたがるため、食事を別にしている意味があまりないそうだ。
6. ウォルターの車を直したのはグレン!?
シーズン1の第2話でグレンが盗んだ赤のドッジ・チャレンジャーは、『ブレイキング・バッド』でウォルターが乗っていた車ではないかと言われている。
『ブレイキング・バッド』シーズン4の第7話で、ウォルターが火をつけた紙をガソリンの入れ口に突っ込んで爆発させるシーンがあった。その置き去りにされた車をグレンが修理して、ニューメキシコ州から脱出した可能性があるとのこと。『ブレイキング・バッド』の舞台はニューメキシコ州のアルバカーキなので、十分あり得るかも知れない。
7. ダリル役はコミックには登場しない新キャラクター
本作は人気コミックをかなり忠実にドラマ化したものだが、ダリルは原作には登場しない人物だ。クロスボウを操りクールなイケメンぶりで大人気のダリルだが、扮するノーマン・リーダスが受けたオーディションは兄のメリル役だった。
だがオーディションの結果、メリルとダリルの配役を逆にしたほうがしっくりくると判断したキャスティングチームが、ノーマンをダリル役に配役したのである。
8. ダリルのクロスボウはスーパーマーケットで販売中
ダリルが使用しているクロスボウ「The Horton Scout HD 125」は、全く同じモデルを米最大スーパーマーケットチェーンのウォールマートで購入することできる。
9. ミショーンの初登場シーンで顔が映らないのは女優が決定していなかったから
サムライのように日本刀でビジバシとソンビを切り倒してしまうクールなミショーン。彼女が初登場するシーンは、フードを被って影で顔が見ないようになっている。なぜなら撮影当時はミショーン役を演じる女優が決定していなかったため、顔を映せなかったのである。
10. 『ウォーキング・デッド』のスピンオフ版の製作が決定!
何度もブっちぎりで最高視聴者数を記録し続ける大人気シリーズだけに、スピンオフ版の製作が決定! オリジナル版と時代設定はほぼ同じとのことで、どのように本家と一線を画したゾンビドラマに仕上げるのか興味深いところだ。
11. ゾンビも歳を取る!?
シーズン5に突入した本作だが、よく見ると最初の頃に比べてゾンビが少しずつ劣化している。皮膚の色がさらに灰色化して、腐敗もどんどん激しくなっているのである。
12. ゾンビ役の俳優は「酔っ払い歩き」を指示されている
ゾンビは独特の歩き方をするのが特徴だが、本作でゾンビを演じる俳優は “酔っ払いの歩き方を真似するように” と演技指導されてるのだそうだ。一杯ひっかけてから撮影に挑めば、迫真のゾンビ歩きを実現できるかもしれない。
13. ゾンビが食べているのは酢漬けのハム
ゾンビが人間にかじりついて内臓をむさぼるシーンで、俳優が食べているのは酢漬けのハムである。なので、実際に食べられる物を口の中に入れているわけだ。
14. 人間 VS 人間
“ゾンビがはびこる世紀末的な世界” という設定なため、生き残りをかけて物資や食料を奪い合い人間同士が敵対するように。シーズン3では登場人物のうち17人が殺されたが、ゾンビの餌食になったのはたった3人で、残りの14人は人間によって手をかけられたのである。
15. 実はミニシリーズのはずだった
最初はミニシリーズとして製作される予定だった本作。登場人物全員が疾病予防管理センターの爆発で死ぬはずだったのだが、大ヒットとなったためシリーズが延長されることになったのだ。
16. 実在の科学者の名前を使用
ゾンビ絶滅のために、疾病予防管理センターにこもって研究を続ける科学者エドワード・ジェナーは、実在する人物から名前を取っている。1790年代に、天然痘のワクチンを発明した科学者エドワード・ジェナーにちなんで命名されたのである。
『ウォーキング・デッド』と『ブレイキング・バッド』は同じAMC局なので、ちょっとした遊び心を取り入れているのではないだろうか。筆者は両作品の大ファンなので、時間がある時にクロスオーバーのエピソードをもう1回チェックしてみたいと思う。
参照元:YouTube、WHAT CULTURE、Ranker、HITFIX
執筆:Nekolas
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